管更生事業について
ストックマネジメントの推進
ストックマネジメントは、長期的な視点で下水道施設全体の今後の老朽化の進展状況を考慮し、優先順位付けを行ったうえで、施設の点検・調査、修繕・改善を実施し、施設全体を対象とした施設管理を最適化することを目的としています。
1. 施設の現状
- 令和元年度末における、全国の下水道管渠の総延長は約48万km。
- 標準耐用年数50年を経過した管渠の延長約2.2万km(総延長の5%)が、10年後は7.6万km(16%) 、20年後は17万km(35%)と今後は急速に増加します。
- 令和元年度末で約2,200箇所ある下水処理場でも、機械・電気設備の標準耐用年数15年を経過した施設が 約1,900箇所(全体の86%)と老朽化が進行しています。
- さらに、降雨時の確実な稼働が必要な雨水ポンプ場においても、令和元年度末で全国に約1,600箇所ある雨水ポンプ場のうち、 設備の標準耐用年数20年を経過した施設が約1,200箇所(全体の75%)と同様の傾向にあります。
- 持続的な下水道機能確保のため、計画的な維持管理・改築事業の実施が必要です。
2. 下水道に起因した事故の現状
○管路施設に起因した道路陥没件数の推移
○道路陥没深さ(令和元年度)
3. ストックマネジメントによる老朽化対策の推進
下水道施設の老朽化等及び長寿命化対策の事例
○管路更生
○マンホール更生
作業手順について
神奈川県川崎市幸区の工事を例に管更生事業の作業手順をご説明します。
SWライナー工法
製管機吊り下ろし状況
SWライナー工法
製管機組み立て設置完了
SWライナー工法
製管状況①
SWライナー工法
製管状況②
SWライナー工法
製管完了
SWライナー工法
裏込めモルタル注入状況
SWライナー工法
裏込めモルタル注入吐出状況
SWライナー工法
モルタル注入工フロー試験①
SWライナー工法
モルタル注入工フロー試験②
SWライナー工法
モルタル注入工充填材採取
SWライナー工法
出来形確認完了